Liber AL vel Legis

sub Figura CCXX

The Book of the Law

as delivered by XCIII = 418 to DCLXVI

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Chapter III

1.
Abrahadabra(アブラハダブラ)。Ra(ラー) Hoor(ホール) Khut(クート)の報い。
2.
こちらの家路には分裂がある。知られざる言葉がある。綴りは消滅し何も無い。全ては無なり。用心せよ!そのままに!Ra(ラー)-Hoor(ホール)-Khuit(クイト)の呪文を奮起せよ!
3.
まず第一に、われが戦いと復讐の神であるという事を理解させよ。われがそれらを取り扱う事は殆ど無いであろう。
4.
汝ら一つ島を選べ!
5.
それを要塞堅固にせよ!
6.
戦いの兵器で肥しをやれ!
7.
わが戦争兵器をおまえにくれてやろう。
8.
それと共に、汝ら人々を襲うべし。誰もおまえの行く手に立ちはだかる者はないであろう。
9.
潜伏せよ!撤退!飛びかかれ!これこそが征服の戦闘の法なり。さすれば、わが崇拝者はわが秘密の宮を取り囲むであろう。
10.
自己啓示の石碑を手に入れ、それを汝の秘密の神殿内部に据えよ。----------その神殿は既に正しく配置されている。------------そして、それは永遠におまえのKiblah(キブラー)となるであろう。それは色褪せる事なく、毎日、毎日奇跡的な色が戻ってくるであろう。世界への証として、これを鍵の掛かったガラスの中に密閉せよ。
11.
これがおまえの唯一の証となろう。われは論争を禁ず。征服せよ!これで充分だ。われは勝利の都市にある雑然とした宮より抽出する事を、おまえにとって容易なものとしてやろう。汝自身が崇拝心と共にそれを伝えるべし。おお預言者よ、例え汝が好まざるとにかかわらず、汝は危険と苦労とを併せ持つであろう。Ra(ラー)-(=)Hoor(ホール)-(=)Khu(クー)は汝と共にある。火と血とをもって、われを崇めよ。剣と槍をもって、われを崇めよ。わが面前にて女に剣を身につけさせよ。わが名へと血を流出させよ。不信心なる者を踏み潰せ。とびかかれ、おお戦士よ、彼らの肉を食らう為におまえにくれてやろう!
12.
家畜を生け贄とせよ、大なるも小なるも、一人子(ひとりご)の後に。
13.
だが今ではない。
14.
汝らはその時を見るであろう、おお、祝福を受けし野獣よ、そして汝、彼の欲する緋色の妾よ!
15.
それから汝らは哀しむであろう。
16.
熱心に約束を取り付けようなどと思うなかれ。呪いを受けることを恐れるな。汝ら、汝らでさえこの意味の全てを知っているわけではない。
17.
何一つ恐れるでない。人々も、宿命も、神々も、何者をも恐れることはない。金も、愚かな民の笑い声も、天上、地上、地下の他の如何なる力をも恐れてはならぬ。Hadit(ハディート)がおまえの光であるが如く、Nu(ヌー)はおまえの避難所である。そして、われはおまえの武器の強さ、力、活力なのだ。
18.
慈悲は去らせよ。憐れみをかける者どもなど、地獄へ落としてしまえ!殺せ、そして拷問にかけよ。容赦するな。とびかかれ!
19.
彼らが「荒廃の忌わしきもの」、と呼ぶであろうあの石碑。その名をよく数えてみるがよい。そして、それはおまえにとって718と同様になろう。
20.
何故なのか?「だから」の堕落が故に彼は再びそこに現れることはない。
21.
東方にわが似姿を設けよ。汝が良く知るものとさほど異なるものではないが、われが特別に汝に見せよう似姿を購入すべし。そして、汝がこれを行うに突如として容易なものとなるであろう。
22.
われを支えるべく、その他の似姿がわれを取り囲む。全てを崇められたる者とさせよ。何故なら、彼らは一団となってわれを賞揚させるであろうからだ。われは目に見える崇拝の対象である。他の者達は秘められたる者なり。何故なら、獣とその花嫁こそが彼らであるからだ。そして、試練Xの勝利者の為のものなのだ。これは何か?汝は知るであろう。
23.
香料の為に、粗びき粉と蜂蜜と、赤葡萄酒の濃厚なる残りかすを混ぜよ。更にはアブラメリンの油とオリーブ油を加え、追ってこくのある新鮮なる血で柔らかく、滑らかにするのだ。
24.
最良の血は、毎月の月よりなるもの。次に子供の鮮血、又は天界のあるじより滴る血。その次が敵よりなるもの、そして聖職者か崇拝者達からなるもの、最後は何でもかまわぬが、何らかの獣よりなるものだ。
25.
これを燃やせ。これからケーキを作り、われの為に食せ。これにはまた他の用途もある。それをわが前に横たわらせ、おまえの祈りの香料で濃厚な状態を保っておけ。それは言わば甲虫や、われにとって神聖なる這い回る者達でいっぱいになるであろう。
26.
おまえの敵を名指しつつ、これらを殺害せよ。すると彼らはおまえの面前で倒れ込むであろう。
27.
また、それを食すおまえの内に、それらは肉欲と、肉欲による力を生むであろう。
28.
また、戦いの最中(さなか)にあって、汝らは強くなるであろう。
29.
その上、それを長期に保存すれば更に良い。何故なら、わが面前のものは全て、わが力と共にそれらは増大するからである。
30.
わが祭壇は解放式の真鍮製なり。そこに銀、もしくは金を焼き付けよ!
31.
汝らの上に黄金を注ぐであろう富める者が西方よりやってくる。
32.
黄金より鋼をきたえよ!
33.
飛び去るか、襲うかの準備をせよ。
34.
だが、おまえの聖所は幾世紀にも渡り手付かずのままであろう。例え火と剣とでそこが焼き落とされ粉砕されたとしても、なお目に見えぬ宮がそこに建っており、偉大なる春秋分点が堕ちるまで建ち続けるであろう。Hrumachis(フルマキス)が出現するであろう時、対の杖を携えたる者がわが玉座と地位とを引き受ける。別の預言者が現れ、空より新たなる熱病をもたらすであろう。別の女が蛇の欲望と崇拝を呼び覚ますであろう。別の神の魂、そして獣が球体の司祭の中で混じるであろう。別の生け贄が墓を染めるであろう。別の王が支配するであろう。そして、鷹の頭をした神秘的なる主に祝福が降り注ぐことは最早無い!
35.
Hoor(ホール)-pa(パ)-kraat(クラアト)、そしてRa(ラー)-Hoor(ホール)-Khut(クート)と呼ばれる、Heru(ヘル)-ra(ラー)-ha(ハ)の言葉の半分。
36.
それから、預言者は神に向かい言った:
37.
われは歌によりて汝を賛美す--------------
38.
そう、汝の光はわが内にあり、その赤き炎は汝の命令を押し動かすわが手の内の剣の如し。四方に汝の道を設けるべく、われが造るであろう秘密の扉がある。(これらが汝の記したるように尊崇なり。)曰く:
39.
この全てと、いかにして汝がここに来たかを言わんとす一冊の書、そして、絶える事のないこのインクと紙の複製---------何故なら、その中にはこの英語で記されたる内容だけではなく、言葉の秘密をも含んでいるからである。----------そして、汝の注釈を載せたる「法の書」は、手作りの美しい紙の上に赤のインクと黒とで美しく印刷されるべし。汝の出会うそれぞれの男女にとって、例えそれが彼らと飲み食いを共にするだけの事であっても、それは与える「法」なのである。果たして彼らがこの至福に留まるも留まらぬも運次第であろう。見込みは少ない。早やかにこれを行え!
40.
しかし、その注釈の作業は?それは簡単な事よ。しかも、汝の心の内にて燃えるHadit(ハディート)が汝のペンを迅速かつ、安定したるものとするであろう。
41.
汝のKaaba(カアバ)に書院を設けよ。全てが適切かつ事務的に行わねばならぬ。
42.
試練は盲目の者だけは省き、汝が自ら監督すべし。何者をも拒絶するなかれ。だが汝、裏切り者らを知り滅ぼすべし。われはRa(ラー)-Hoor(ホール)-Khuit(クイト)なり。そして、わがしもべを護るべくして強力なる者なり。成功こそが汝の証。議論するなかれ。改宗するなかれ。語りすぎるなかれ!汝を罠にかけようと、汝を転覆させようと試みる者どもには情け容赦なく攻撃し、完全に滅ぼしてしまえ。踏みつけられた蛇が振り向きざまに攻撃するが如く素早くあれ!いや、彼よりも更に執念深くあれ!やつらの魂を凄まじき苦痛へと引きずり落とせ。やつらの恐怖を笑え。やつらに唾を吐きかけろ!
43.
緋色の女に用心をさせよ!もし、憐れみや同情や思いやりが彼女の心に訪れるならば、もし古き甘美なるものたちをぞんざいに扱う為に、わが作業より離れるならば、わが復讐を思い知るであろう。わが手で彼女の子を殺害しよう。われは彼女の心を締め出そう。われは彼女を人間より追い払おう。身を縮めた蔑まされたる売春婦が如く、薄闇の湿っぽい通りを這い回り、寒さと飢えとで死に至るであろう。
44.
だが、彼女には誇りのうちに自らを高めさせよ!彼女にはわが径のうちに、わが後に続かせよ!彼女には罪深き業のうちに働かせよ!彼女には自らの心を殺させよ!彼女は下卑た不義なる者とさせよ!彼女には宝石と華美な衣服で包ませ、あらゆる男の前で恥を持たぬ者とさせよ!
45.
さすれば、われは彼女の力を頂点にまで高めてやろう。さすれば、われは彼女に地上のあらゆる王達よりも強き子を産ませよう。われは彼女を喜びで満たそう。わが力をして、彼女はNu(ヌー)の崇拝を目にし、達するするであろう。彼女はHadit(ハディート)を成し遂げるであろう。
46.
われは40番台の戦士たる主なり。80番台はわが面前で萎縮し、へりくだる。われはおまえを勝利と喜びへと導こう。戦いにあっては、われはおまえの武器となり、汝らは喜んで殺害をするであろう。成功こそがおまえの証なり。勇気こそがおまえの鎧なり。進み続けよ、わが力の内を。されば汝は如何なるものの為にも後ろを振り向く事はないであろう!
47.
この書はあらゆる言語へと翻訳されるべし。だが、如何なる時にも獣の記したる原文とともにせよ。何故なら、偶然による文字の形や、それら互いの配置の中に獣でさえ見抜けない秘儀があるからである。彼には調べてみようなどと試みさせてはならぬ。だが、われらが語ることのないある者が彼の後から来りて、その全ての鍵を発見するであろう。そして、この引かれた一線が鍵である。そして、この正方形たろうとして失敗した円もまた鍵である。そしてAbrahadabra(アブラハダブラ)。それは奇妙なる事に彼の子となるであろう。彼にはこれを要求させてはならぬ。何故なら、ただそれを試みただけで彼はそこから堕落しかねない。
48.
今やこの文字の秘儀も終(つい)え、われはより神聖なる場所へと進み続けんと欲す。
49.
我は人間のあらゆる神々に対する、冒涜たる秘密の四重の言葉の内にある。
50.
彼らを呪え!彼らを呪え!彼らを呪え!
51.
わが鷹の頭をもって、われは十字架にかけられたるイエスの両眼をついばむ。
52.
われはマホメットの顔にわが両の翼を羽ばたかせ彼の目を晦ます。
53.
わが鉤爪をもって、われはインド人と仏教徒、モンゴル人とディンの肉を引き裂く。
54.
Bahlasti(バーラスティ)!Ompehda(オムペーダ)!われは、おまえらの酒食に溺れたる教義に唾を吐きかける。
55.
穢れ無きマリアは車輪の上で引き裂かれよ。彼女故に純潔なる女どもは皆、おまえ達の間で徹底的に蔑まされよ!
56.
また、美の為にも、そして愛の為にも!
57.
臆病者も全て軽蔑せよ。戦おうともせず遊びに興じる職業軍人、全ての愚か者どもを軽蔑せよ!
58.
だが、鋭敏なる者や誇り高き者、王者に相応しき者や高尚なる者、汝らは同胞なり!
59.
同胞として戦え、汝ら!
60.
「汝の意志する事を行え」を超える法はない。
61.
Ra(ラー)の座に着きたる神の言葉に終わりがあり、魂の大梁を軽くしている。
62.
われに向かい汝らは敬意を払え!われに向かい来れ、汝ら至福なる試練の困苦をくぐり抜けたる者よ。
63.
愚か者がこの「法の書」と、その注釈を読もうとも彼がこれを理解することはない。
64.
彼には第一の試練をくぐり抜けさせよ。すると、それは彼にとって銀の如きものとなろう。
65.
第二番目をくぐり抜ければ金に。
66.
第三番目をくぐり抜ければ貴き水の石に。
67.
第四番目をくぐり抜ければ、心の奥底にある火の究極なる閃光に。
68.
それでもまだ万人にとってそれは美しく見えるであろう。そんな事はない、と言うその敵は単なる嘘吐きどもだ。
69.
成功はある。
70.
われこそは沈黙と威力の鷹の頭をした主なり。わがネミスは夜の青き空を覆う。
71.
万歳!汝ら、世界の柱の周りにいる双子の戦士らよ!汝らの時はもう間近に迫っている。
72.
われは力なる対の杖の主なり。Coph(コフ)-Nia(ニア)の力の杖。-----------だが、わが左手は空虚なり。何故なら、われは一つの宇宙を粉砕し、何も残らぬようにしてしまったからだ。
73.
その一枚一枚を右から左へ、そして上から下へと貼りつけてみよ。すると見るがよい!
74.
隠されたる、栄光に満ちたわが名前の内に光輝はある、真夜中の太陽(サン)が常に息子(サン)であるように。
75.
言葉の結末は、言葉たるAbrahadabra(アブラハダブラ)。

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